経済効果

アイドルの経済効果はどれくらいなのか?

嵐の経済効果が凄まじかった 最近のバラエティー番組を見ていると、出演者に大きな特徴があることに気づいている人は少なくないでしょう。 MCとアシスタントのおねえさん、加えて人気芸人さんたちと並んで必ずいるのがジャニーズのメンバーです。いわゆる「ジャニ枠」と呼ばれる出演枠が存在します。 個人的には、おそらくこのジャニ枠で出演している若いジャニーズメンバーの出演料はかなり低く設定されているのでは思います。ジャニーズ事務所としては、とにかく若いジャニーズメンバーの露出を増やすことで、大黒柱であった「嵐」の穴を埋める必要あるのだと思われます。 それだけ「嵐」の存在が大きかったということですが、嵐の経済効果が凄まじい金額に達していたことをご存知でしょうか? アイドルの経済効果 経済効果の第一人者である関西大学の宮本名誉教授の試算によると、嵐の休止活動宣言から休止までの約2年間でおよそ3500億円以上の経済効果があったのでは試算されています。 他のアイドルを圧倒するすさまじい額です。この試算内容はどのようになっているのか気になるところですが、アイドルの経済効果とはどのように試算されているのでしょうか? 一般的には、アイドルの経済効果は以下のような内容になっています。 アイドルのコンサートなどのツアーチケット代・グッズ販売代 アイドルがリリースしたCDやDVD、写真集などの売上 アイドルのファンクラブの会費や会報の郵送費 アイドルが掲載された雑誌などの購入費用 アイドルに全国ツアーなどで発生するファンの宿泊費・旅費・飲食費など アイドルが活動することによって、様々な経済効果が発生するわけです。しかし、上記に加えて最近ではこれまでにはなかったような新しい経済効果も発生しています。 IT技術がアイドルの経済効果のすそ野を広げる IT技術の発達はアイドルの世界をも大きく変えようとしています。一昔前のアイドルというと、松田聖子や小泉今日子というように選ばれた人しかなれない世界でした。 つまり、選ばれるような人でないとデビューしたところで売れない、経済効果もほとんど期待できなかったのです。ところが、IT技術の発達がこの実情を大きく変えます。 昔はCD1枚出すのにも結構な費用が発生しました。従って、一定数以上の販売が期待できるようなアイドルでなければCDやDVDを販売することはできませんでした。 ところが最近では、IT技術の進歩により限りなくゼロに近いようなコストでCDなどを販売できるようになり、経営的にもほとんどリスクを負わずにアイドルを売り出すことが可能となっているのです。 写真集の製本代も劇的に下がっており、少数のファンしかいないようなアイドルでも十分採算がとれるようになっています。つまり、地下アイドルであっても数名の固定ファンがいれば食べていけるような世界になっているわけです。 デフレが変化させるアイドルの経済効果 今年になってようやくインフレがニュースとなることが増えていますが、少なくともわが日本は長きにわたってデフレ経済下にありました。このデフレはアイドルの経済効果に大きな影響を及ぼしていると考えられます。 デフレ下でのアイドル世界の大きな特徴としてまず考えられるのが、アイドルグループの多人数化です。AKB48や乃木坂など、以前にはなかった48人前後のアイドルグループが急増しており、しかも人気化しています。 ジャニーズなどの男性グループはさすがにそこまで多人数化していませんが、グループの数は増えていています。つまり、デフレ下では、様々なコスト低下の影響とIT技術の進歩により、多人数のアイドルグループでも十分採算が取れるということでしょう。 言い方は悪いかもしれませんが、令和のアイドル世界とは今のところはクオリティーよりも量が重要ということなのかもしれません。 アイドルの経済効果を拡大させるYouTube これらに加えて、さらにアイドルの経済効果に大きな変化をもたらそうとしているのがYouTubeの存在です。 YouTube自体は以前から存在していた動画サービスにすぎませんが、YouTubeは結果的に広告の世界に革命を引き起こしており、必然的にアイドルの経済効果に大きな影響を持つようになりました。 コロナ前の世界であれば、CMに出るためにはよほど有名なアイドルになるか、スポンサーや大手広告会社の人と愛人関係になるというのが現実的な方法でしたでしょう。 ところが、YouTubeが広告の世界を大きく変化させたため、全くの素人でも広告代を稼げるようになり、芸人さんやアイドルであればより有利な形で広告代の恩恵に与れるようになっています。 地道な努力の継続でテレビでの露出を増やしてCMを獲得するというのが、アイドルとしての成功の方程式であった時代から、アイドルの世界は大きく変わろうとしています。 まとめ コロナ前のアイドルの経済効果は、人気グループ嵐の解散宣言から2年間での3500億円以上という記録が抜きんでていましたが、コロナ後には一つのグループでこのような数字をたたき出すことは難しいのかもしれません。 なぜなら、日進月歩で進歩するIT技術と長らく続いたデフレ経済がアイドルの経済効果を大きく変化させているからです。 これかしばらくは質よりも量の時代が続き、アイドルのすそ野は拡大していき、数多くのアイドルが誕生することになりそうです。

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