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卒論の冒頭はどう書けばいい?
卒論の冒頭は、読者に研究テーマの重要性や背景を伝え、研究の目的を明確に示す部分です。この部分は、研究の方向性や意義を理解してもらうために非常に重要です。適切な冒頭を書くためのステップと例を紹介します。
卒論の冒頭の構成(例)
1. 研究の背景
まず、研究テーマがどのような背景に基づいているのかを説明します。ここでは、研究テーマに関連する社会的、学問的、または実務的な問題を簡潔に示し、その問題がどれほど重要であるかを伝えることが重要です。
具体的に書く:テーマがどのような現実的な課題に関連しているのか、または過去の研究では解決されていないギャップが何かを説明します。
例:例えば、気候変動や都市化などの社会的な問題、特定の理論や概念が適用される分野での課題に触れることが考えられます。
2. 研究の目的
次に、この研究が何を目指しているのか、具体的な目的を述べます。研究の目的を簡潔に、かつ明確に記述することで、読者は研究が解決しようとしている問題や課題を理解できます。
研究の焦点を絞る:大きな問題やテーマに対して、どの部分に焦点を当てるのかを明示します。
例:気候変動に関連する研究の場合、「本研究では、都市部における温暖化の影響を測定し、その結果を政策提言に生かすことを目的とする」といった形で記述します。
3. 研究の重要性
この研究が学問や実務にどのように貢献するかを示します。なぜこのテーマが選ばれたのか、またその研究結果がどのように有用であるかを明確にします。
学問的貢献:先行研究との関係性や、研究が新たに加える知見について言及します。
実務的貢献:もしこの研究が現場や実務に役立つものであれば、その点にも触れましょう。
4. 研究の方法とアプローチ
簡単に研究方法やアプローチについて触れ、どのようにして問題を解決する予定かを述べます。これは、読者に研究がどのように進められるのかを理解させるために重要です。
例:実験的手法を用いるのか、調査やインタビューを行うのか、データ分析に基づくものなのか、具体的な方法を簡潔に示します。
5. 論文の構成
最後に、卒論全体の構成(章立て)を簡単に説明します。各章がどのような内容を扱い、論文がどのように展開されるかを簡単に示すことで、読者が全体像を把握しやすくなります。
例:第1章では理論的背景を説明し、第2章では方法論を、最後の章では結果と考察を行うなど、論文の流れを簡潔に伝えます。
卒論冒頭の例文(構成に沿った形で)
「本研究の背景」
近年、都市部における温暖化が進行し、気候変動に伴う異常気象が頻発するようになった。特に都市部では、ヒートアイランド現象により、周囲の自然環境と比べて異常に高い温度が観測されており、この影響を受ける住民の健康や生活環境が深刻な問題となっている。これにより、都市計画や環境保護政策の重要性が増している。
「研究の目的」
本研究では、都市部における温暖化の影響を定量的に分析し、地域ごとの温度差の原因を探ることを目的としている。さらに、得られた結果を基に、より効果的な都市環境政策を提案することを目指す。
「研究の重要性」
都市部における温暖化のメカニズムは、これまでの研究である程度明らかにされているが、地域ごとの具体的な温度差やその影響については十分に研究されていない。これにより、本研究は都市の環境改善に向けた新たな知見を提供し、地域住民や行政にとって有益な政策提言を行う点で意義がある。
「研究方法」
本研究では、都市部の主要地域における温度データを収集し、統計的手法を用いて地域ごとの温度差の原因を分析する。また、異常気象が健康に与える影響についても調査し、データに基づく政策提案を行う。
「論文の構成」
第1章では、温暖化とヒートアイランド現象に関する理論的背景を説明する。第2章では、研究方法とデータ収集手法について述べ、第3章で実際の結果とその分析を行う。最後に、第4章で結果に基づく考察と政策提言を行う。
ポイント
簡潔かつ明確に記述する:冒頭では研究の大枠を紹介することが重要です。複雑すぎず、わかりやすくまとめましょう。
研究の意義や目的をしっかりと伝える:この研究が何を目指しているのか、読者に理解させることが肝心です。
方法や構成を簡潔に紹介:全体の流れを軽く説明し、読者がどのように研究が展開されるのかを予測できるようにします。
冒頭は、卒論全体の印象を決定づける重要な部分です。読者が研究の目的や意義に興味を持ち、続きに進みたくなるように、最初にしっかりとした導入を行いましょう。
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