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卒論の研究方法ってどんな感じ?

卒論の研究方法は、論文の内容に直接影響を与える非常に重要な部分です。研究方法の選定は、研究の目的やテーマ、データの種類に応じて適切に行う必要があります。以下では、卒論でよく用いられる研究方法を紹介します。それぞれの方法に対する説明と、どのような研究に適しているかも含めています。

1. 文献研究(文献レビュー)
文献研究は、既存の研究や資料を調査・分析する方法です。特に理論的な研究や先行研究の分析が中心となる場合に用いられます。

方法:

既存の書籍、学術論文、レポート、記事などを集め、文献を整理・分析します。

既存の研究を評価し、研究テーマに関連する知見や理論、データを探し出します。

適用例:

理論的な分析

歴史的研究や社会学的研究

特定のテーマに関する過去の研究のレビュー

2. 実験研究
実験研究は、研究者が実験条件を設定し、変数の影響を測定する方法です。実験によりデータを収集し、仮説の検証を行います。

方法:

実験をデザインし、特定の変数(独立変数と従属変数)を操作して結果を観察します。

実験群と対照群を設けて、差異を検証します。

適用例:

自然科学(生物学、化学、物理学など)

心理学や行動科学(人間の反応や行動の実験)

製品テストや技術開発

3. 調査研究(アンケート調査、インタビュー調査)
調査研究は、対象者からのデータを収集し、分析する方法です。主に定量的なデータ(数値データ)や定性的なデータ(言語データ)を収集します。

方法:

アンケート調査:質問票を作成して、対象者に配布し、回答を集めます。データは定量的に処理されることが多いです。

インタビュー調査:研究者が対象者に直接質問を行い、その回答を記録します。インタビューは、詳細な質的データを得るために行われます。

適用例:

社会学、経済学、心理学の分野

市場調査や消費者行動の研究

教育、福祉などの実務的なテーマ

4. ケーススタディ(事例研究)
ケーススタディは、特定の事例を詳細に分析する方法です。個別の事例を通じて、広範な理論やパターンを導き出すことを目的とします。

方法:

特定の事例(企業、団体、社会問題、教育現場など)を選び、その事例を深く掘り下げて分析します。

定量・定性的なデータを組み合わせて使用することがあります。

適用例:

経営学やマーケティングの分野(企業の成功事例や失敗事例)

医療や心理学の分野(個別の患者や症例の分析)

教育、社会福祉などの実務的な研究

5. 比較研究
比較研究は、異なる事例や状況を比較して、違いや類似点を明らかにする方法です。

方法:

2つ以上の対象(国、企業、地域、時代、社会集団など)を選び、それらを比較します。

比較の基準を設定し、相違点や共通点を分析します。

適用例:

比較政治学(異なる政治制度や政策を比較)

比較文化研究(異文化間の比較)

経済学(異なる市場や経済モデルの比較)

6. フィールドワーク(現地調査)
フィールドワークは、実際の現場でデータを収集する方法です。特に社会学や人類学、文化研究などで使われます。

方法:

研究者が対象の現場に出向き、観察やインタビュー、記録を行います。

現場で得られたデータを分析し、研究テーマに関連する知見を抽出します。

適用例:

人類学、社会学、文化研究の分野

市場調査や現場での実態調査

特定の地域やコミュニティの研究

7. 定量研究と定性研究
研究方法を大きく分けると、「定量研究」と「定性研究」があります。卒論の研究方法としては、これらを使い分けることが多いです。

定量研究:数値データを収集し、統計解析を行います。アンケート調査や実験などが主な手法です。

定性研究:非数値データ(テキストや音声、映像)を分析し、深い理解を得るために使われます。インタビュー調査やケーススタディ、フィールドワークが主な手法です。

8. 統計分析
データの集計や解析を通じて、研究テーマに関連する結論を導き出す方法です。特に大量のデータを扱う場合に必要となります。

方法:

数値データを収集し、適切な統計手法(回帰分析、分散分析、相関分析など)を用いて解析します。

適用例:

社会調査や経済学、心理学の実験データの分析

複雑な数値データを扱う場合(例えばマーケティングリサーチなど)

まとめ
卒論の研究方法は、あなたの研究テーマや研究目的によって大きく変わります。文献研究、実験、調査、ケーススタディ、フィールドワークなど、様々なアプローチがありますので、テーマに最適な方法を選び、しっかりと計画を立てて実施することが大切です。どの方法を選ぶにせよ、研究方法の選定理由や、どのようにデータを収集・分析するのかを明確にしておくと、卒論の完成度が高まります。


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