卒論ってアブストラクトが必要?
アブストラクトの役割
アブストラクトは、卒論の内容を素早く把握できるようにするためのものです。特に、指導教員や評価委員、または他の研究者が卒論を読まずに、最初に目を通す部分です。アブストラクトを読むことで、その論文が自分にとって重要かどうか、どのような研究が行われているのかが大まかに理解できます。
アブストラクトの基本的な構成
アブストラクトは通常、150〜300語程度で書かれ、以下の内容を簡潔に含むことが求められます:
研究の背景・目的
研究テーマがどのような背景に基づいて設定されたのか、その目的は何かを述べます。
研究方法
どのような方法でデータを収集し、分析を行ったのかを簡単に説明します(例:調査、実験、文献レビュー、分析手法など)。
主要な結果
研究から得られた主要な結果や発見を簡潔に示します。
結論と意義
研究の結論を述べ、それがどのように学問的・実務的に意義があるのかを簡潔にまとめます。
アブストラクトのポイント
簡潔さ:アブストラクトは論文の要約であるため、冗長な表現は避け、簡潔に要点を述べることが大切です。
客観性:研究結果を述べる際は、事実に基づいて客観的に説明します。
専門用語:学問的な表現や専門用語を使いますが、一般的に理解しやすいように心掛けます。
例:卒論のアブストラクト
以下は卒論のアブストラクトの一例です。
アブストラクト
本研究は、企業のCSR(企業の社会的責任)が消費者の購買意識に与える影響を分析することを目的とした。具体的には、日本の大手企業を対象にしたアンケート調査を実施し、CSR活動に対する消費者の評価と購買行動の関係を定量的に分析した。分析の結果、企業のCSR活動が消費者の購買意識に一定の影響を与えることが確認された。特に環境問題への取り組みが消費者の購買意識を高める傾向があり、企業の社会的責任に対する関心が高い層ほど、その影響が顕著であることが分かった。本研究の結果は、企業のマーケティング戦略におけるCSR活動の重要性を再認識させるものであり、今後の消費者行動の変化を予測する上で有用な示唆を提供する。
アブストラクトは、卒論の内容を簡潔に示すために非常に重要な部分です。読者に研究の全体像を伝え、興味を引くための要素を含めるよう心掛けましょう。
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