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卒論、理系の例について、教えます!

卒論の理系の例についてお教えします!理系の卒論は、文系とは異なり、実験やデータ分析を重視するため、構成や内容もそれに合わせて少し異なります。理系の卒論には、実験や調査、シミュレーション、数値解析など、具体的な手法やデータを扱う部分が多く含まれます。

以下は、理系の卒論における一般的な構成と、それに基づいた具体的な例を紹介します。

1. 理系卒論の基本的な構成
理系卒論も文系卒論と同様に、基本的には**序論(はじめに)**から始まり、結論で締めくくられます。しかし、理系の卒論は、特に実験やデータに基づく部分が重要な役割を果たすため、その点に重点を置いた構成が多いです。

理系卒論の一般的な構成例
表紙

目次

序論(はじめに)

研究の背景

研究の目的

研究の範囲

研究の方法

先行研究のレビュー

関連する研究や技術の調査

研究の位置づけ

実験方法(または調査方法)

使用した機器や材料

実験のプロセスや手順

計測方法

結果

実験データやシミュレーション結果

グラフや図表を使ったデータの提示

考察

結果に基づく分析

仮説との照合

結果の意義と解釈

結論

研究結果の総括

研究の限界

今後の課題

参考文献

付録(必要な場合)

2. 理系卒論の各章の詳細例
序論(はじめに)
理系卒論の序論では、研究の背景や目的、研究方法などを簡潔に述べます。特に、研究の目的が非常に重要です。

例:

背景:例えば、材料工学の場合、ある新しい合金の特性に関する研究を行っているとします。この場合、従来の合金に比べてどのような特性が向上するのか、またその応用可能性について述べます。

目的:従来の合金に比べて耐食性や強度が向上する新しい合金の設計と、その物理的性質を調べる。

方法:合金を作成し、温度や圧力を変化させた環境での引張試験や硬度試験を行い、その結果を分析する。

先行研究のレビュー
理系卒論でも先行研究のレビューは重要で、過去にどんな研究が行われたのか、何が解明されているのかを明確にします。新しい研究の独自性を示すためには、先行研究をしっかりと押さえておく必要があります。

例:

既存の研究:合金の耐食性について行われた以前の研究を取り上げ、使用されていた材料や条件、得られた結果を紹介します。

問題点:過去の研究で得られた結果は一定の条件下でのみ有効であり、他の環境条件に対してどのような変化があるかの詳細な検討が不足している点を指摘します。

実験方法
理系の卒論では、実験方法が非常に重要です。正確な手順や使用機器、材料を明確に示さなければ、他の人が再現できません。実験の条件や方法について、詳細に記載します。

例:

実験器具:例えば、「引張試験機」を使用し、合金試料を一定の速度で引っ張ることで引張強度を測定する。

材料:使用する合金の組成や製造方法、寸法などを記載します。

実験条件:温度、湿度、試験の時間など、実験を行う環境条件を詳細に記載します。

結果
実験で得られたデータを整理し、グラフや表を用いて結果を示します。数値が多くなりがちなため、視覚的にわかりやすく整理することが大切です。

例:

グラフ:引張試験の結果をグラフにして、合金の強度がどのように変化したかを示します。

表:温度ごとの硬度値を表形式でまとめ、異なる合金の比較を行います。

考察
考察は実験結果の分析とその解釈を行う重要な部分です。得られたデータを基に仮説を立て、予想通りの結果が得られたのか、それとも予期せぬ結果が出たのかを考察します。

例:

予想通りの結果:合金の強度は温度の上昇とともに低下するという仮説が実験で確認できた場合、その理由を化学的に説明します。

予期せぬ結果:例えば、合金の強度が低下しなかった場合、その原因として材料内部の微細構造の変化などを考慮し、追加実験を提案します。

結論
最後に、研究の成果をまとめ、今後の研究課題について述べます。結論は、研究の成果が研究の目的にどれだけ貢献したかを強調する部分です。

例:

成果:本研究では、従来の合金に比べて耐食性と引張強度が向上した新しい合金の開発に成功しました。

今後の課題:合金の製造プロセスや、さらに異なる環境下での性能評価が今後の課題として挙げられます。

3. 理系卒論の具体例:材料工学
以下に、理系卒論の材料工学に関する例を挙げます。

タイトル:
「新しい合金の引張強度と耐食性に関する研究」

序論:
背景:現在、航空機や自動車産業では、強度と耐食性を兼ね備えた合金が求められています。従来のアルミニウム合金は、特に耐食性が弱いという問題があります。

目的:新しい合金の開発を行い、その引張強度と耐食性を調査します。

実験方法:
合金の成分を変え、数種類の合金を製造

引張試験機を使用して、引張強度を測定

塩水スプレー試験を使用して、耐食性を評価

結果:
新しい合金Aは、従来の合金Bに比べて引張強度が20%向上し、耐食性が30%改善されました。

考察:
新しい合金Aの強度向上は、微細構造における粒界強化が関係していると考えられる。

耐食性の改善は、合金中の特殊元素の効果によるものであると推測される。

結論:
合金Aは、航空機の構造材料として有望な候補となることが示唆された。今後、さらに製造プロセスの最適化が必要である。

まとめ
理系卒論では、実験方法やデータ解析が中心となるため、実験の手順や結果の詳細な記述が重要です。また、実験の背景や目的、結果の解釈をしっかり行うことで、研究の価値を高めることができます。


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