卒論で引用文献はどのように書く?書き方は?
ここでは、代表的なAPAスタイルとその基本的な書き方について説明します。APAスタイルは、特に社会科学系(心理学、社会学、教育学など)の研究で多く使われます。
1. APAスタイルでの引用方法
1.1 直接引用(文章をそのまま引用する)
他の文献から文章をそのまま引用する際は、引用符(" ")で囲み、ページ番号を記載します。
書き方(直接引用):
「引用文」(著者名, 発行年, p.ページ番号)
例:
「学習者の動機付けは教育の成功にとって非常に重要である」(田中, 2020, p.45)
1.2 概念や内容の要約・パラフレーズ
他の文献の内容を自分の言葉で要約する場合、直接的な引用符は使いませんが、必ず出典を明記します。
書き方(要約・パラフレーズ):
(著者名, 発行年)
例:
学習者の動機付けが教育の成果において重要な要素であるとされている(田中, 2020)。
1.3 引用文献リスト(参考文献)
論文の最後には、引用した文献を参考文献リストとしてまとめる必要があります。これもAPAスタイルに従って書きます。
書き方(参考文献):
著者名, 発行年. 『書籍タイトル』. 出版社名. または 著者名, 発行年. 記事タイトル. 雑誌名, 巻号(号数), ページ番号.
書籍の場合:
田中, 一郎. (2020). 『学習と動機付けの理論』. 東京出版.
雑誌の記事の場合:
田中, 一郎. (2020). 学習者の動機付けの重要性. 教育学研究, 55(3), 123-145.
ウェブサイトの場合:
田中, 一郎. (2020, 5月 10日). 教育現場における動機付けの理論. 教育フォーラム. https://www.education-forum.com/motivation
1.4 複数著者の引用
複数の著者がいる場合の引用は少し異なります。APAスタイルでは、2名の著者の場合は両方を記載し、3名以上の場合は最初の著者だけを書き、他は「et al.」を使います。
書き方(2名の著者の場合):
(著者名 & 著者名, 発行年)
例:
(山田 & 佐藤, 2020)
書き方(3名以上の著者の場合):
(著者名 et al., 発行年)
例:
(田中 et al., 2020)
1.5 引用が複数ある場合
同じ著者の異なる作品を同時に引用する場合、著者名を1回書いた後に、発行年順に並べます。
書き方:
(著者名, 発行年1; 発行年2)
例:
(田中, 2019; 2020)
2. APAスタイル以外の引用方法
引用スタイルはAPA以外にもいくつかあります。例えば、MLAスタイルやシカゴスタイルなどです。これらも使い方は似ており、著者名や発行年、ページ番号などを明記する点は共通していますが、具体的な書き方に違いがあります。自分が使用するスタイルに合わせて引用方法を確認しましょう。
3. 参考文献の書き方をチェックする
書いた卒論の引用文献がAPAスタイルに沿っているかを確認することが重要です。特に、論文の書式や大学で指定される引用スタイルが決まっている場合は、それに従う必要があります。卒論を提出する前に、指導教員や論文指導のガイドラインで確認し、間違いのないようにしましょう。
まとめ
APAスタイルでは、直接引用、要約・パラフレーズのどちらでも著者名と発行年を必ず記載します。
参考文献は最後のページにまとめ、適切な形式で書きます。
複数著者の場合や引用が複数ある場合も、適切な記載方法があります。
指導教員や大学のガイドラインに沿ったスタイルを守ることが大切です。
なお、以下のページで卒論制作に役に立つ論文をダウンロードすることができます。
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