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卒論がボコボコ・・・全然ダメな卒論、これからどうする?

卒業論文(卒論)が思うように進まず、ボコボコに感じることは珍しくありません。しかし、ここから改善することは十分に可能です。以下に、全然ダメな卒論を改善し、質の高い論文に仕上げるための具体的なステップとポイントを紹介します。

1. 冷静に現状を把握する
問題点の特定
まず、自分の論文のどこに問題があるのかを冷静に特定しましょう。以下のような点をチェックします:

研究のテーマが明確でない
先行研究のレビューが不十分
データや証拠が不足している
論理の一貫性がない
文章が分かりにくい
フィードバックを受ける
自分だけで判断せず、指導教員や同級生に読んでもらい、フィードバックを受けることが重要です。他人の視点からのアドバイスは、改善点を見つけるのに非常に役立ちます。

2. 研究計画の再考
テーマの再設定
研究のテーマが曖昧である場合は、テーマを再設定することを検討します。テーマをより具体的かつ明確にすることで、研究の方向性が定まります。

例:
「日本の少子化問題に対する政策の効果」から「東京都における少子化対策の効果」に具体化する
研究の目的と仮説の再設定
研究の目的と仮説を再設定し、研究の方向性を明確にします。これにより、研究がより一貫したものとなります。

例:
目的:「東京都の少子化対策が出生率に与える影響を評価する」
仮説:「東京都の少子化対策は、出生率の増加に寄与している」
3. 文献の見直し
先行研究のレビューを強化
先行研究のレビュー部分を充実させることで、字数を増やすと同時に論文の質を高めることができます。関連する文献を追加で読み込み、それらを詳しく紹介し、自分の研究との関連性を述べます。

例:
新しい文献の紹介
既存の研究結果の詳細な説明
自分の研究と先行研究の違いや共通点の分析
文献管理ツールの利用
文献管理ツール(Zotero、EndNote、Mendeleyなど)を使用して、文献を整理します。これにより、引用や参考文献リストの作成がスムーズに進みます。

4. データの再収集と分析
データの補完
データが不足している場合は、追加のデータを収集します。アンケート調査、インタビュー、実験などの方法を活用し、必要なデータを補完します。

例:
アンケート調査:オンラインツール(Google Forms、SurveyMonkeyなど)を使用して実施
インタビュー:対象者に連絡を取り、インタビューを行う
データ分析の強化
収集したデータを再分析し、より詳細な結果を導き出します。統計ソフト(SPSS、Rなど)を使用して、データの信頼性を高めます。

例:
回帰分析:経済データの統計解析
内容分析:インタビューやアンケートの質的分析
5. 論文の構成と内容の再検討
アウトラインの再作成
論文の構成を再検討し、アウトラインを再作成します。以下の基本構成を参考に、各セクションの内容を充実させます:

序論
研究の背景と目的
研究の意義
先行研究のレビュー
関連する主要な文献の紹介
各文献の評価と位置づけ
研究方法
データ収集と分析の方法
結果
得られたデータの提示
考察
結果の解釈と議論
研究の限界と今後の課題
結論
研究の総括と主要な発見
参考文献
各セクションの詳細な内容を計画
各セクションの詳細な内容を計画し、必要な情報を整理します。特に、先行研究のレビューと結果と考察の部分を充実させることが重要です。

6. 文章の改善
クリアで簡潔な文章を書く
文章が分かりにくい場合は、クリアで簡潔な文章を書くように心がけます。難しい言葉や専門用語を避け、読みやすい文章を作成します。

校正と修正
何度も読み直し、誤字脱字や論理の飛躍をチェックします。また、指導教員や同級生に読んでもらい、フィードバックを受けることも重要です。

フィードバックの反映
指導教員や第三者からのフィードバックを反映し、論文を修正します。これにより、論文の質がさらに向上します。

7. モチベーションの維持
休息とリフレッシュ
ストレスが溜まると、効率が低下し、ミスが増えます。適度に休息を取り、リフレッシュする時間を持ちましょう。健康な状態で作業を続けることが重要です。

小さな目標を設定
大きな目標を持つことは重要ですが、やる気が出ないときは大きな目標に圧倒されてしまうことがあります。小さな目標を設定し、一歩ずつ進むことで達成感を得やすくなります。

例:
今日中に文献を3つ読む
明日までに序論の草稿を書く
まとめ
卒論がボコボコで全然ダメと感じるときは、冷静に現状を把握し、問題点を特定して対策を講じることが重要です。研究計画の再考、文献の見直し、データの再収集と分析、論文の構成と内容の再検討、文章の改善を行うことで、質の高い卒論を完成させることができます。

なお、以下のページで卒論制作に役に立つ論文をダウンロードすることができます。

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