4万字の卒論を書く方法!どう書く?
1. 研究計画の立案
テーマの決定
まず、自分が興味を持ち、かつ十分に調査できるテーマを選びます。テーマが広すぎると焦点が定まらず、狭すぎると内容が不足する可能性があります。適度な広さのテーマを選ぶことが重要です。
例:
環境問題に関する研究:「都市部におけるプラスチック廃棄物管理の改善策」
経済学に関する研究:「日本の少子化が経済成長に与える影響」
研究の目的と仮説を設定
テーマが決まったら、研究の目的と仮説を設定します。これにより、研究の方向性が明確になります。
例:
目的:「特定の都市におけるプラスチック廃棄物管理の現状を分析し、改善策を提案する」
仮説:「住民のリサイクル意識向上がプラスチック廃棄物管理の効果を高める」
スケジュールを立てる
提出期限から逆算してスケジュールを立てます。以下のように細かく分けると管理しやすくなります。
例:
第1週〜第4週:先行研究のレビューと資料収集
第5週〜第8週:データ収集と分析
第9週〜第12週:論文の執筆
第13週〜第16週:校正と修正
2. 先行研究のレビュー
文献リストを作成
まず、関連する文献や論文を集め、リストを作成します。大学の図書館やオンラインデータベース(Google Scholar、JSTORなど)を活用しましょう。
メモと要約
文献を読み、重要なポイントをメモし、要約を作成します。これにより、後で参照しやすくなります。
引用管理ツールの利用
引用管理ツール(Zotero、EndNote、Mendeleyなど)を利用して、文献の情報を整理し、後で簡単に引用できるようにします。
3. データ収集と分析
データ収集
研究に必要なデータを収集します。アンケート、インタビュー、実験など、適切な方法を選びましょう。
例:
アンケート調査:オンラインツール(Google Forms、SurveyMonkeyなど)を使用して実施
インタビュー:対象者に連絡を取り、インタビューを行う
実験:必要な機材や材料を準備し、計画に従って実験を進める
データ分析
収集したデータを分析します。定量データは統計ソフト(SPSS、Rなど)を使用し、定性データはテーマ別に分類して分析します。
4. 論文の執筆
アウトラインの作成
論文の構成を考え、アウトラインを作成します。以下の基本構成を参考にしましょう:
序論
研究の背景と目的
研究の意義
先行研究のレビュー
研究方法
データ収集と分析の方法
結果
分析結果の提示
考察
結果の解釈と議論
研究の限界と今後の課題
結論
研究の総括と主要な発見
参考文献
各セクションの執筆
アウトラインに従って、各セクションを執筆します。最初は完璧を求めず、内容をしっかりと記述することに集中します。
ページ数と文字数の目安
4万字を達成するために、各セクションのページ数と文字数の目安を設定します。
例:
序論:5〜10ページ(約5,000〜10,000字)
先行研究のレビュー:10〜15ページ(約10,000〜15,000字)
研究方法:5〜10ページ(約5,000〜10,000字)
結果:10〜15ページ(約10,000〜15,000字)
考察:10〜15ページ(約10,000〜15,000字)
結論:5〜10ページ(約5,000〜10,000字)
5. 校正と修正
指導教員のフィードバック
定期的に指導教員と進捗を確認し、フィードバックを受けます。問題点や改善点を迅速に反映しましょう。
自己校正と第三者による校正
執筆が完了したら、自分で何度も見直しを行い、誤字脱字や論理の一貫性をチェックします。さらに、第三者(友人や同級生)に読んでもらい、フィードバックを受けることで、より客観的な視点を取り入れます。
文法チェックツールの活用
文法チェックツール(Grammarly、Hemingwayなど)を利用して、文章の品質を向上させます。
6. 提出準備
最終確認
全体を通して再確認し、必要な修正を行います。引用や参考文献のリストも最後にチェックし、形式が正しいかを確認します。
提出形式の確認
大学や学部の指示に従い、提出形式を確認します。必要な付属資料(データ、図表など)を揃え、提出の準備を整えます。
提出前のチェックリスト
内容が論理的で一貫しているか
引用や参考文献が適切に記載されているか
誤字脱字がないか
指導教員のフィードバックが反映されているか
まとめ
4万字の卒論を書くためには、計画的かつ効率的に作業を進めることが重要です。
なお、以下のページで卒論制作に役に立つ論文をダウンロードすることができます。
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