卒論で抜粋ってどのようにやればいいんだっけ
1. 抜粋の基本ルール
正確に引用する
抜粋する際には、元の文献から正確に引用することが重要です。引用する部分を変更したり、意図を曲げたりしないように注意しましょう。
出典を明確にする
引用した部分の出典を必ず明示します。これは学術的な信頼性を保つために不可欠です。出典を示さない引用は盗用と見なされることがあります。
適切な引用形式を使用する
大学や学部によって推奨される引用形式(APA、MLA、Chicagoなど)が異なるため、指導教員の指示や大学のガイドラインに従って引用形式を選びます。
2. 抜粋の手順
1. 必要な情報を選ぶ
まず、引用するための必要な情報を選びます。抜粋する情報は、あなたの論文の主張を補強するものである必要があります。重要なデータ、統計、理論などを選びましょう。
2. 引用箇所を正確に抜粋する
引用箇所を正確に抜粋し、原文の文脈を保持します。以下に引用の具体例を示します:
例:
元の文献:「学生の学習意欲を高めるためには、適切なフィードバックが重要である(Smith, 2020, p. 45)。」
論文内での引用:
「学生の学習意欲を高めるためには、適切なフィードバックが重要である(Smith, 2020, p. 45)。」
3. 引用箇所の前後に自分の言葉を加える
引用箇所の前後には、自分の考察やコメントを加えて文脈を提供します。引用部分だけを独立させるのではなく、自分の論述の中に自然に組み込むことが大切です。
例:
「学生の学習意欲を高めるためには、適切なフィードバックが重要である(Smith, 2020, p. 45)。この意見は、本研究における調査結果とも一致しており、フィードバックの質が学習成果に大きな影響を与えることが示されています。」
3. 引用形式に従う
APAスタイルの例
本文中の引用:
「研究によれば、適切なフィードバックは学生の学習意欲を高める(Smith, 2020, p. 45)。」
参考文献リスト:
Smith, J. (2020). Educational Psychology. New York: Academic Press.
MLAスタイルの例
本文中の引用:
「研究によれば、適切なフィードバックは学生の学習意欲を高める(Smith 45)。」
Works Cited:
Smith, John. Educational Psychology. Academic Press, 2020.
Chicagoスタイルの例
本文中の引用:
「研究によれば、適切なフィードバックは学生の学習意欲を高める」(Smith 2020, 45)。
Bibliography:
Smith, John. Educational Psychology. New York: Academic Press, 2020.
4. 抜粋のポイント
適切な長さに留める
引用は必要な部分だけに留め、過度に長い引用は避けましょう。必要以上に長い引用は、読者にとって理解しづらくなる可能性があります。
引用の頻度に注意する
引用は論文全体の補足として使用します。過度な引用は自分の考えを示す機会を失い、論文の独自性が薄れてしまいます。
引用とパラフレーズを使い分ける
引用だけでなく、パラフレーズ(意訳)も活用しましょう。パラフレーズを用いることで、文献の内容を自分の言葉で説明し、論文の流れを自然に保つことができます。
例:
元の文献:「学生の学習意欲を高めるためには、適切なフィードバックが重要である。」
パラフレーズ:
「Smith(2020)は、フィードバックの質が学生の学習意欲に大きく影響すると指摘している。」
まとめ
卒論で抜粋を行う際には、正確な引用、明確な出典の表示、適切な引用形式の遵守が不可欠です。
なお、以下のページで卒論制作に役に立つ論文をダウンロードすることができます。
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