論文一覧 > 卒業論文のお役立ち情報一覧 > 卒論の字数ってどれくらいがいいのかな?

卒論の字数ってどれくらいがいいのかな?

卒業論文(卒論)の字数について悩んでいる方も多いかと思います。卒論の字数は大学や学部、専攻によって異なるため、具体的な指示を確認することが重要です。この記事では、卒論の字数に関する一般的なガイドラインや、適切な字数を決定するためのポイントについて解説します。

1. 大学や学部のガイドラインを確認する
大学のガイドライン
まず、所属する大学や学部のガイドラインを確認しましょう。多くの大学では、卒論の字数について具体的な指示を提供しています。これらのガイドラインには、最低字数や最大字数が明示されていることが多いです。

例:

人文学部: 20,000~40,000字
理工学部: 10,000~20,000字
社会科学部: 15,000~30,000字
2. 専攻やテーマに応じた字数を考慮する
専攻ごとの違い
専攻によって必要とされる字数は異なります。例えば、理系の卒論は実験データや分析結果が中心となるため、比較的短めのことが多いです。一方、人文学や社会科学の卒論は、文献レビューや理論的な議論が多く含まれるため、長めになる傾向があります。

テーマの複雑さ
テーマの複雑さや研究の範囲によっても適切な字数は変わります。広範なテーマや複雑な分析を必要とする研究は、より多くの字数が必要となる場合があります。

3. 各セクションの字数配分
一般的な構成と字数配分
卒論の各セクションごとに適切な字数配分を考えることで、全体のバランスを保つことができます。以下に、一般的な卒論の構成と各セクションの字数配分の目安を示します。

序論(イントロダクション): 全体の10-15%

研究の背景、目的、重要性、研究質問
文献レビュー: 全体の20-30%

先行研究のレビュー、研究の位置づけ
研究方法(メソドロジー): 全体の10-15%

データ収集方法、分析手法、対象
結果(リザルツ): 全体の20-30%

主要な結果、データの提示
考察(ディスカッション): 全体の20-30%

結果の解釈、意義、限界、今後の研究課題
結論(コンクルージョン): 全体の5-10%

研究の総括、主要な発見、提言
4. 字数管理のコツ
計画的な執筆
計画的に執筆を進めることで、字数のバランスを保ちながら進めることができます。定期的に進捗を確認し、各セクションの字数を調整します。

リバイスと削除
初稿を書き上げた後、リバイスを行い、不要な部分を削除することが重要です。これにより、内容を精査し、無駄のない論文に仕上げることができます。

参考文献の扱い
参考文献のリストは、通常、字数に含まれませんが、引用部分は含まれることがあります。引用を効果的に使用し、過剰な引用を避けることで、オリジナルの文章を増やすことができます。

5. 具体例
以下に、具体的な例を示します。仮に、卒論の総字数が30,000字とする場合の各セクションの字数配分を考えてみましょう。

序論: 3,000~4,500字
文献レビュー: 6,000~9,000字
研究方法: 3,000~4,500字
結果: 6,000~9,000字
考察: 6,000~9,000字
結論: 1,500~3,000字
まとめ
卒論の字数は大学や学部のガイドラインに従うことが最も重要ですが、専攻やテーマの特性に応じて適切な字数を設定することも大切です。

なお、以下のページで卒論制作に役に立つ論文をダウンロードすることができます。

論文一覧を見る
(自由にダウンロードできます)

 
論文一覧を見る
(自由にダウンロードできます)
 

他のお役立ち情報を読む