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卒論、4万字指定の場合の構成ってどうすべき?

卒業論文(卒論)を執筆する際に、特定の文字数が指定されている場合、どのように構成すべきか悩むことがあるでしょう。今回は「卒論、4万字指定の場合の構成ってどうすべき?」というテーマで、具体的な構成方法や各章ごとの文字数の割り当て方、執筆のヒントなどを詳しく解説します。

1. 卒論の基本構成
卒論の基本的な構成は、以下のようになります。この構成に沿って、それぞれの部分にどれくらいの文字数を割り当てるかを考えましょう。

表紙
要旨(アブストラクト)
目次
本文
序論(イントロダクション)
文献レビュー(先行研究のレビュー)
研究方法(メソドロジー)
結果(リザルツ)
考察(ディスカッション)
結論(コンクルージョン)
参考文献
付録(必要に応じて)
2. 各部分の文字数の割り当て
4万字という指定がある場合、各部分にどのくらいの文字数を割り当てるかを計画することが重要です。以下は一つの例です:

表紙

文字数: なし
要旨(アブストラクト)

文字数: 400~600字
目次

文字数: なし
本文

序論(イントロダクション)
文字数: 4,000~5,000字
文献レビュー(先行研究のレビュー)
文字数: 8,000~10,000字
研究方法(メソドロジー)
文字数: 6,000~8,000字
結果(リザルツ)
文字数: 6,000~8,000字
考察(ディスカッション)
文字数: 6,000~8,000字
結論(コンクルージョン)
文字数: 2,000~3,000字
参考文献

文字数: なし(ページ数で計算)
付録(必要に応じて)

文字数: 含めない(ページ数で計算)
3. 各章の詳細と執筆のヒント
序論(イントロダクション)
序論は、卒論の全体像を示す重要な部分です。ここでは、研究の背景、目的、意義、問題提起を明確にします。

背景: 研究の背景や動機を説明します。どのような問題が存在し、それに対してなぜ研究が必要なのかを述べます。
目的: 研究の具体的な目的を明確にします。どのような問いに答えるのか、何を明らかにするのかを記述します。
意義: 研究の意義や貢献について説明します。社会的、学術的な価値を強調しましょう。
文献レビュー(先行研究のレビュー)
文献レビューでは、既存の研究を紹介し、自分の研究がどのような位置づけにあるのかを明確にします。

関連文献の整理: 研究テーマに関連する文献を体系的に整理し、重要な研究や理論を紹介します。
ギャップの特定: 既存の研究の不足点や未解明の部分を特定し、自分の研究がそれにどう対応するのかを説明します。
研究方法(メソドロジー)
研究方法の章では、どのようにデータを収集し、どのような手法で分析を行うかを詳細に説明します。

デザイン: 研究のデザインやアプローチ(質的、量的、混合法など)を明確にします。
データ収集: 使用するデータの種類、収集方法、サンプルの特性などを詳しく述べます。
分析手法: データ分析の手法を具体的に説明し、その選択理由を述べます。
結果(リザルツ)
結果の章では、研究で得られたデータや結果を示します。グラフや表を用いて視覚的に分かりやすく提示することが重要です。

データの提示: 収集したデータを整理し、図表を用いて示します。
主要な結果: 研究の主要な結果を述べ、それがどのような意味を持つのかを簡潔に記述します。
考察(ディスカッション)
考察の章では、結果をもとに研究の意義や限界、今後の課題について考察します。

結果の解釈: 結果を解釈し、その意味や意義について詳しく述べます。
既存研究との比較: 既存の研究と比較し、自分の研究がどのように貢献しているかを説明します。
限界と今後の課題: 研究の限界や不足点を認識し、今後の研究に向けた課題を提案します。
結論(コンクルージョン)
結論では、研究の全体を総括し、主要な発見や提言を述べます。

研究の総括: 研究全体のまとめを簡潔に述べます。
主要な発見: 研究の主要な発見や結論を強調します。
提言: 実践的な提言や政策的なインプリケーションを述べます。
ページ数を増やすための追加ヒント
具体例やケーススタディの追加
具体例やケーススタディを追加することで、内容を充実させつつ文字数を増やすことができます。

具体例の挿入: 理論や概念を説明する際に、具体的な事例を挿入し、理解を深めます。
ケーススタディ: 特定の事例を詳しく分析することで、読者に具体的なイメージを提供します。
引用と参照の充実
適切な引用や参照を増やすことで、内容の信頼性を高めつつ文字数を増やすことができます。

関連文献の引用: 関連する文献や理論を引用し、論拠を強化します。
詳細な参照: 引用文献の詳細な参照を行い、文献レビューを充実させます。
最後に
卒論の文字数が4万字という指定がある場合、計画的な構成と各章ごとのバランスが重要です。この記事で紹介した構成例やヒントを参考にしながら、内容の充実を図りつつ、規定の文字数を達成するように努めましょう。

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