卒論のアンケートが集まらない。こんなときは?
1. 目的とターゲットを再確認する
まず最初に、アンケートの目的とターゲットが明確かどうかを再確認しましょう。アンケートの目的が明確でない場合、回答者は質問の意図を理解しづらくなります。また、ターゲットが適切でない場合、必要なデータが集まりにくくなります。
目的の明確化: アンケートを通じて何を知りたいのか、具体的な目的を明確にします。例えば、「大学生のSNS利用状況を調査する」「中小企業の経営者が直面する課題を明らかにする」などです。
ターゲットの見直し: 調査対象となる回答者の属性(年齢、性別、職業など)を再確認し、適切なターゲットに絞り込みます。
2. アンケートのデザインを改善する
アンケートの質問が多すぎたり、難しすぎたりすると、回答者は途中で回答をやめてしまうことがあります。アンケートのデザインを見直し、回答しやすい形式に改善しましょう。
質問の数を減らす: 必要最小限の質問に絞り、回答時間を短縮します。10分以内で回答できるアンケートが理想的です。
シンプルで明確な質問: 質問はシンプルで明確にし、曖昧な表現や専門用語を避けます。
多様な質問形式: 単調な質問形式を避け、選択式やスケール式、自由記述など多様な質問形式を取り入れることで、回答者の関心を引きやすくなります。
3. アンケートの配信方法を工夫する
アンケートの配信方法によっても、回答率は大きく変わります。以下の方法を試してみましょう。
SNSやメーリングリストを活用: TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSや、大学のメーリングリストを活用して広く告知します。ターゲット層に合ったプラットフォームを選ぶことが重要です。
友人や知人に協力を依頼: 自分の友人や知人にアンケートの拡散を依頼します。信頼関係があるため、協力してくれる可能性が高いです。
大学の掲示板やコミュニティを利用: 大学の掲示板やオンラインコミュニティで告知します。特に、同じ学部や学科の学生に協力を依頼すると効果的です。
4. インセンティブを提供する
アンケートに回答してもらうためのインセンティブ(報酬)を提供することも効果的です。インセンティブがあることで、回答者のモチベーションが上がり、回答率が向上します。
抽選でプレゼント: アンケート回答者の中から抽選でギフトカードや商品をプレゼントする方法です。小額でも十分な動機付けになります。
ポイント制度: ポイントサイトを利用して、アンケート回答者にポイントを付与する方法もあります。ポイントは後日ギフトカードや現金と交換できます。
協力依頼文で感謝を伝える: インセンティブが難しい場合でも、協力依頼文で感謝の気持ちをしっかりと伝えることで、回答者の協力を得やすくなります。
5. フォローアップとリマインダーを送る
一度アンケートを送っただけでは、回答が集まらないこともあります。フォローアップやリマインダーを送ることで、回答者に再度アンケートへの協力を促すことができます。
フォローアップメール: アンケート送信後1週間程度を目安に、フォローアップメールを送ります。丁寧な言葉で再度協力をお願いしましょう。
リマインダーの送信: 回答期限が近づいたら、リマインダーを送ります。「もうすぐ締め切りです!」といった具体的な期限を提示すると効果的です。
6. アンケートの公開先を広げる
アンケートの公開先を広げることで、多くの回答者を獲得できます。大学内だけでなく、外部のコミュニティやフォーラム、関連する専門サイトなどにもアンケートを公開してみましょう。
専門フォーラムやコミュニティ: 例えば、特定の趣味や関心を持つ人々が集まるフォーラムやコミュニティでアンケートを共有します。
関連するイベントでの配布: 学会やセミナー、勉強会など関連するイベントでアンケートを配布し、参加者に協力を依頼します。
大学外の協力者を探す: 大学外の協力者(友人や家族、業界の知り合いなど)にもアンケートの協力を依頼しましょう。
まとめ
「卒論のアンケートが集まらない」という悩みは多くの学生が経験する問題ですが、今回紹介した方法を試してみることで、解決の糸口が見つかるかもしれません。目的とターゲットを明確にし、アンケートのデザインや配信方法を工夫することで、回答率を向上させることができます。
なお、以下のページで卒論制作に役に立つ論文をダウンロードすることができます。
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