卒論の注釈の入れ方について。正しいやりかたは?
1. 注釈の目的
1.1 補足情報の提供
注釈は本文中の特定の内容について補足情報を提供するために使用します。これにより、本文の流れを妨げずに、必要な詳細情報を読者に伝えることができます。
1.2 引用の明示
引用した文献やデータの出典を明示するために注釈を使用します。これにより、論文の信頼性が高まり、読者が引用元を確認できるようになります。
1.3 説明やコメント
特定の用語や概念についての説明や、筆者のコメントを追加するために注釈を使用します。これにより、読者の理解を深めることができます。
2. 注釈の種類
注釈には主に2つの種類があります。
2.1 脚注
脚注は、ページの下部に記載される注釈です。本文中の特定の箇所に番号を付け、その番号に対応する形でページの下部に注釈を記載します。
2.2 末尾注
末尾注は、論文の末尾にまとめて記載される注釈です。本文中の特定の箇所に番号を付け、その番号に対応する形で論文の最後に注釈を記載します。
3. 注釈の入れ方
3.1 脚注の入れ方(Microsoft Wordの場合)
挿入位置の決定:注釈を入れたい箇所にカーソルを置きます。
脚注の挿入:
「参照」タブをクリック
「脚注の挿入」を選択
脚注の記入:ページ下部に脚注の番号が自動的に挿入されるので、その後に注釈を記入します。
例:
lua
コードをコピーする
本文中の引用文^1
-----------------------
1. Smith, J. (2020). "The Impact of Environmental Movements in Urban Areas". Journal of Environmental Studies, 12(3), 45-67.
3.2 末尾注の入れ方(Microsoft Wordの場合)
挿入位置の決定:注釈を入れたい箇所にカーソルを置きます。
末尾注の挿入:
「参照」タブをクリック
「末尾注の挿入」を選択
末尾注の記入:論文の末尾に末尾注の番号が自動的に挿入されるので、その後に注釈を記入します。
例:
lua
コードをコピーする
本文中の引用文^1
-----------------------
1. Smith, J. (2020). "The Impact of Environmental Movements in Urban Areas". Journal of Environmental Studies, 12(3), 45-67.
4. 注釈のフォーマット
4.1 引用スタイルの確認
注釈のフォーマットは、使用する引用スタイル(例えば、APA、MLA、Chicagoなど)によって異なります。大学や学部のガイドラインに従って、適切な引用スタイルを確認しましょう。
例(APAスタイル):
書籍の場合:
markdown
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1. Smith, J. (2020). *The Impact of Environmental Movements in Urban Areas*. New York: Academic Press.
学術論文の場合:
markdown
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1. Smith, J. (2020). "The Impact of Environmental Movements in Urban Areas". *Journal of Environmental Studies*, 12(3), 45-67.
4.2 フォントとサイズ
注釈のフォントとサイズは、本文と統一することが望ましいです。ただし、脚注や末尾注の場合は、やや小さめのフォントサイズ(通常10ポイント)を使用することがあります。
5. 注釈の書き方のポイント
5.1 一貫性を保つ
注釈のスタイルやフォーマットは、一貫性を保つことが重要です。統一されたフォーマットで記載することで、論文全体の整合性が高まります。
5.2 必要最低限の情報を記載
注釈には必要最低限の情報を記載し、冗長にならないように注意します。読者が出典を確認できるように、必要な情報を簡潔にまとめます。
5.3 正確な引用と出典
引用した情報は正確に記載し、出典を明示します。これにより、学術的な信頼性が保たれ、読者が引用元を確認できるようになります。
6. 注釈の使用例
6.1 本文中の引用
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環境運動が都市部に与える影響は、多くの研究で指摘されている^1。このような運動は、市民の意識を高め、政策の変革を促す力がある^2。
6.2 脚注
scss
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-----------------------
1. Smith, J. (2020). "The Impact of Environmental Movements in Urban Areas". Journal of Environmental Studies, 12(3), 45-67.
2. Tanaka, H. (2018). "Citizen Participation in Urban Environmental Protection". Environmental Research Journal, 15(2), 123-140.
6.3 末尾注
scss
コードをコピーする
-----------------------
1. Smith, J. (2020). "The Impact of Environmental Movements in Urban Areas". Journal of Environmental Studies, 12(3), 45-67.
2. Tanaka, H. (2018). "Citizen Participation in Urban Environmental Protection". Environmental Research Journal, 15(2), 123-140.
7. 注釈の見直しとチェック
7.1 校正と確認
注釈を挿入した後は、必ず校正して誤りがないか確認します。出典情報が正確に記載されているか、フォーマットが一貫しているかをチェックしましょう。
7.2 フィードバックの活用
指導教授や仲間に注釈の部分を確認してもらい、フィードバックを受けることで、見落としや改善点を発見することができます。
まとめ
卒論における注釈の正しい入れ方について詳しく解説しました。注釈は、補足情報の提供、引用の明示、説明やコメントの追加に役立ちます。適切なフォーマットとスタイルを守り、正確かつ一貫性のある注釈を挿入することで、論文の質を高めることができます。これらのポイントを守って、質の高い卒論を完成させましょう。
なお、以下のページで卒論制作に役に立つ論文をダウンロードすることができます。
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