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卒論の「総括」の書き方って?総括はどう書く?

こんにちは、大学生の皆さん!卒論の作成も大詰めに差し掛かり、総括部分の書き方について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。総括は、研究の成果や意義をまとめ、全体を締めくくる重要なセクションです。今回は、卒論の「総括」の書き方について、具体的なポイントと共に解説します。

総括とは?
総括(結論、まとめ)は、卒論全体の研究結果を総合的に評価し、研究の意義や今後の課題を述べる部分です。総括は、読者に研究の全体像を伝え、主要な発見や結論を再確認させる役割を持ちます。

総括を書く際のポイント
1. 研究の目的と背景を再確認する
総括の冒頭では、研究の目的と背景を簡潔に再確認しましょう。序論で述べた内容を要約し、読者に研究の出発点を再度思い出させることで、総括に入る準備を整えます。

例:
「本研究の目的は、○○に関する現状を分析し、その課題と解決策を提案することでした。」

2. 主要な研究結果をまとめる
研究の主要な結果や発見を簡潔にまとめます。重要なポイントを箇条書きにすることで、読者が一目で理解できるようにするのも効果的です。ここでは、結果の詳細な説明ではなく、結論部分のみを強調します。

例:

「調査の結果、○○が主要な要因であることが明らかになりました。」
「実験データは、△△が有効な解決策であることを示しました。」
3. 研究の意義と貢献を述べる
研究がどのように学問分野や実社会に貢献するのか、その意義を明確に述べましょう。自分の研究がどのような新しい知見を提供したのか、どのように役立つのかを強調することが重要です。

例:
「本研究は、○○の分野において新たな視点を提供し、今後の研究や実践に重要な示唆を与えるものです。」

4. 研究の限界を認識する
どんな研究にも限界があります。自分の研究の限界や制約について率直に述べましょう。これにより、読者に対して誠実で透明性のある態度を示すことができます。

例:
「本研究は、データ収集の地域的な制約があり、結果の一般化には慎重さが求められます。」

5. 今後の課題や研究の方向性を提案する
総括の最後には、今後の研究課題や研究の方向性について述べましょう。自分の研究が新たな研究への出発点となるような提案をすることで、論文の締めくくりとしての役割を果たします。

例:
「今後の研究では、さらに広範な地域でのデータ収集を行い、より一般化可能な結果を得ることが求められます。また、○○の新しいアプローチを試みることも有望です。」

総括の書き方の流れ
研究の目的と背景の再確認
主要な研究結果のまとめ
研究の意義と貢献の説明
研究の限界の認識
今後の課題や研究の方向性の提案
総括を書く際の注意点
簡潔にまとめる: 総括は卒論全体を要約する部分ですので、簡潔にまとめることが求められます。冗長な説明は避け、重要なポイントに絞って書きましょう。
論理的な流れを保つ: 各ポイントが論理的に繋がるように注意しましょう。序論から結論までの流れが一貫していることが重要です。
具体的な例を用いる: 抽象的な表現ではなく、具体的な例やデータを用いて説明することで、読者にとって分かりやすい総括になります。
最後に
総括は、卒論全体を締めくくる重要な部分です。適切にまとめることで、研究の成果や意義を明確に伝えることができます。今回のポイントを参考にして、自分の研究をしっかりと総括し、自信を持って卒論を仕上げてください。

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