卒論の構成、一般的な書き方を教えます
卒論の基本構成
卒論の構成は、基本的には以下のようになります。この構成を押さえておけば、どんなテーマの卒論でもしっかりとした土台が作れますよ。
表紙
要旨
目次
序論(イントロダクション)
本論(ボディ)
結論(コンクルージョン)
参考文献
付録(必要な場合)
それでは、各部分について詳しく見ていきましょう。
1. 表紙
卒論の表紙は、見た目の第一印象を決める大切な部分です。表紙には以下の情報を記載します:
タイトル
自分の名前
学籍番号
所属学部・学科
提出日
指導教員の名前
シンプルで見やすく、情報が整理された表紙を作成しましょう。
2. 要旨
要旨は、卒論の内容を簡潔にまとめたものです。通常、200〜300字程度で書かれ、以下のポイントを含めます:
研究の背景と目的
研究方法
主な結果
結論
要旨は卒論全体を理解するためのガイドラインとなるため、明確かつ簡潔に書くことが大切です。
3. 目次
目次は卒論の各セクションやサブセクションのページ番号を示したリストです。目次がしっかりとしていると、読者が必要な情報を簡単に見つけることができます。ワードプロセッサを使用して、自動生成するのが便利です。
4. 序論(イントロダクション)
序論は、卒論の導入部分です。読者が研究の背景や目的を理解できるように、以下のポイントを含めて書きましょう:
研究の背景:なぜこのテーマを選んだのか、その重要性や意義を説明します。
研究の目的:この研究で何を明らかにしたいのか、具体的な目標を示します。
研究の範囲:研究の範囲や制限事項を明確にします。
研究の方法:どのような方法で研究を進めるのか、大まかに説明します。
序論は、読者に研究への興味を持ってもらうための大切な部分ですので、分かりやすく書きましょう。
5. 本論(ボディ)
本論は、卒論の中で最もボリュームがあり、重要な部分です。研究の詳細や結果を詳しく説明します。本論は、以下のセクションに分けることが一般的です:
1. 先行研究のレビュー
先行研究をレビューすることで、自分の研究がどのような文脈に位置するのかを示します。関連する文献を整理し、自分の研究が既存の知識にどう貢献するのかを明確にしましょう。
2. 研究方法
研究の方法を詳しく説明します。具体的には、使用したデータ、実験の手順、分析方法などを記述します。方法が明確であることで、他の研究者が再現できるようになります。
3. 結果
研究の結果を客観的に示します。グラフや表を使って視覚的に分かりやすくすることも有効です。結果の解釈は、この後の考察で行いますので、このセクションでは事実の提示に徹しましょう。
4. 考察
結果を踏まえて、研究の意味や意義を論じます。結果が仮説を支持しているかどうか、予想外の発見があった場合、その理由を考察します。また、研究の限界や今後の課題についても触れましょう。
6. 結論(コンクルージョン)
結論は、研究全体をまとめ、主要な発見や結論を再確認する部分です。以下のポイントを含めると良いでしょう:
研究の目的とその達成度
主要な結果とその意義
今後の研究への提言
結論は、読者に研究の成果をしっかりと伝えるために、明確かつ簡潔にまとめましょう。
7. 参考文献
卒論で引用したすべての文献をリストアップします。参考文献の形式は、大学や学部によって異なる場合がありますので、指導教員やガイドラインを確認しましょう。正確な引用は、学術的な誠実さを示すために重要です。
8. 付録(必要な場合)
必要に応じて、付録としてデータの詳細や追加の図表、アンケートの質問紙などを載せます。付録は、本論に盛り込むには詳細すぎるが、読者にとって参考になる情報を提供する場所です。
卒論執筆のポイント
1. 計画的に進める
卒論は長期的なプロジェクトです。計画を立てて、少しずつ進めていくことが大切です。目標を設定し、スケジュールを作成しましょう。
2. 自分のペースを大切に
他の人と比べず、自分のペースで進めることが大切です。焦らず、着実に取り組むことが成功の鍵です。
3. 相談を怠らない
指導教員や先輩、友人に相談することは非常に重要です。自分一人で悩まず、周りのサポートを受けることで、より良い卒論を書くことができます。
4. リラックスする時間を持つ
集中して作業することも大切ですが、リラックスする時間を持つことも忘れないでください。適度な休息は、効率的な作業を助けます。
最後に
卒論を書くことは、大学生活の中で最も挑戦的な経験の一つですが、それだけに大きな達成感を得られるものです。計画的に、そして自分のペースを守りながら取り組むことで、必ず良い結果が得られるでしょう。
なお、以下のページで卒論制作に役に立つ論文をダウンロードすることができます。
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(自由にダウンロードできます)
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