卒論、図の作成ソフトって何を使えばいいの?
卒業論文の図の作成ソフトやツールについて。
卒論、図の作成ソフトって何を使えばいいの?
卒論で図の作成をするときにはどのソフトを使用したら良いか悩みがちです。卒論の趣旨や主張をわかりやすくするためには図を用いるのが重要になります。図を作成した経験がないと、ソフト選びから始めなければならないでしょう。この記事では卒論で図を使いたいときに有用な作成ソフトについて解説します。
#卒論の図の作成で使用するソフトは指定がなければ自由
卒論の図の作成を始めるときには、まずは大学や短大、学部や学科からの指定を確認しましょう。図に関しては厳しいルールを設けている学校もあります。使用するソフトが指定されていることもあるので注意が必要です。指定ソフトがある場合には学校でライセンスを取得していて、学生なら自由に使える仕組みになっているのが一般的です。学校の指定ソフトがある場合には図の作成方法についてのガイドラインや説明書が用意されていることが多いので、まずは指定ソフトの有無を確認しましょう。
指定ソフトがない場合にはどのソフトを使用して図を作成しても構いません。ただ、卒論の図のフォーマットが決まっている場合があるので注意しましょう。解像度や画像ファイルの形式が指定されていることがあります。ソフトを選ぶときには卒論の図に求められる条件を満たせるものを選ぶのが重要です。
所属先の研究室で図の作成に使われているソフトがある場合には、卒論でも使えるソフトにしている場合がほとんどです。過去の卒業生がどうしていたかを担当教官に確認してみるのも良い方法です。研究室の活動で使い慣れているソフトがあって、卒論にも使えるならそのソフトを使った方が良いでしょう。
#図の作成に使われる一般的なソフト
卒論で図の作成に使われているソフトはたくさんあります。図と一言で言ってもさまざまな種類があるからです。グラフ、フローチャート、概念図、写真などが卒論でよく用いられています。グラフなら表計算ソフトやグラフ作成ソフト、フローチャートなら専用ツールやプレゼンテーションソフト、概念図ならプレゼンテーションソフトや画像作成ソフトが適切です。写真の場合には画像加工に特化したソフトが適しています。
卒論を作成するときにはWordを使用することが多くなっています。Microsoft Officeを利用できる場合が多いので、Microsoft Officeで利用できるソフトを使用するのが一般的です。グラフの作成にはExcelを使用し、フローチャートや概念図の作成にはPowerPointを使用するのが良いでしょう。写真はそのまま図として使用できるのであれば、特にソフトは必要ありません。画像加工をしたい場合にはWindowsで標準のペイントでも対応できます。
Microsoft Officeを利用できない場合や高度な画像加工をしたい場合にはソフトを調達する必要があります。IllustratorやPhotoshopなどのプロ向けの高度なソフトを購入して使用することもできますが、あまり費用をかけたくない場合が多いでしょう。フリーソフトでも卒論に使えるようなクオリティの図を作成できるソフトがたくさんあります。
例えば、ベクター画像の作成ではInkscapeがよく用いられています。直線や曲線の組み合わせによる図を作成しやすいソフトで、フローチャートや概念図の作成に向いています。特に説明書を読まなくても使えるくらいにわかりやすい設計になっているので、図の作成が初めての人にも使いやすいソフトです。
グラフを作成するときにはDeltaGraphが人気です。グラフ作成の機能が豊富なのに無料で利用できるのが人気の理由です。80種類以上のグラフを作成できるので、主張したいポイントがわかりやすいグラフを選び出せます。直感的に使えるユーザーインターフェースになっているため、初めてグラフを作成する人でも使いこなせるでしょう。
ImageJは画像の処理も解析もできるので学術論文を作成するときによく用いられています。無料でコントラストやエッジ処理などの画像処理をおこなえるだけでなく、ヒストグラムの作成なども可能です。写真などの画像を解析すると卒論の内容を濃くすることもできるので使用する価値があるソフトです。
#ソフトを使用せずに図を作成することも可能
卒論の図の作成はソフトを使うのが一般的になっていますが、ソフトの使用は必須ではありません。写真ならデータとして取り込むだけで図として使用できます。手書きで概念図を作成しても問題はありません。ただ、デジタルデータで図を作成するのが主流になっているため、見栄えが悪くなるリスクはあります。手書きの図はできるだけ避けた方が印象が悪くなりません。ソフトできれいに図を作成できないときにだけ手書きをしてスキャナーなどで取り込んで使用しましょう。
#まとめ
卒論の図の作成ソフトは特に指定がないなら自由に選べます。Microsoft OfficeのExcelやPowerPointを使用するのが一般的ですが、フリーソフトでも使いやすいものがたくさんあります。指定ソフトがないときには使いやすさを重視して選ぶのが大切です。ExcelやPowerPointに限らずにユーザーインターフェースが優れているソフトも試しに使ってみて、図の作成に使用するソフトを決めましょう。
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