卒論、図の引用ってどうやるの?
卒論で図の引用のやり方を知りたい!
卒論、図の引用ってどうやるの?
卒論を書くときに参考にした文献やサイトの図を引用したいときがあります。自分で図を作成するのが難しいときにも関連文献から図を引用するとスムーズに卒論を仕上げられるでしょう。ただ、卒論で図を引用するときにはルールがあります。ルールを守って引用しないと盗作や剽窃となってしまうので注意が必要です。卒論で図を引用するときのルールを確認しておきましょう。
#卒論で図を引用するときの基本ルール
卒論で図を引用するときには文を引用するときと基本的に同じ考え方で問題ありません。文献やサイトなどで使用されている図を引用する際には出典を明らかにして表記するのがルールです。出典を記載しなかった場合には剽窃行為となり、意図していたかどうかにかかわらず罰せられることになります。
図を引用するときの出典は図の下に明記するのが一般的です。図を引用するページの下部に脚注を設けて、「*」や「1」などの記号で対応関係を示す方法も許容される場合があります。章末にまとめて引用文献を記載する場合もありますが、卒論では図のあるページ内で引用したものかどうかをわかるように記載するのが一般的です。
出典を書く場所については学校によって厳密な書式を定めていることもあります。図の直下に書かなければならないケースが多いので、卒論の書き方についての各校のガイドラインを必ず確認しましょう。
卒論で図を引用するときの出典の書き方も全国共通のルールがあるわけではありません。出典の書き方の原則は、誰が見てもどこから引用したのかがわかるようにすることです。書籍から引用した場合には書籍名、著者名、ページ数を記載します。引用元で図にタイトルが付けられていて、自分の卒論との関連性が高いときにはタイトルも引用するのが一般的です。
インターネットサイトからの引用の場合には、サイト名と図が掲載されているページタイトル、URLの3点を書くのが一般的です。サイトの運営者がわかる場合には運営者名も記載します。
出典の書き方も各校でガイドラインを設けていることが多いので確認が必要です。フォーマットがきっちりと決まっていることもあります。
#図の引用の仕方
卒論に実際に図を引用するときには図の取得が必要です。基本的には卒論に図をそのまま貼り付ければ問題ありません。図に手を加えてしまうと引用ではなくなります。手を加えた図を卒論に載せたい場合には著者に連絡を取って許可を得るのが原則です。
図を引用するときには出典元の媒体によってやり方が異なります。最もシンプルなのはウェブサイトで画像として表示されている図を引用するケースです。そのサイトから画像をダウンロードして卒論に貼り付ければ問題ありません。論文からの引用でも図がTIFFファイルやJPGファイルなどで提供されていることが多いので、卒論に貼り付けるのは簡単です。
電子書籍の場合には図をダウンロードできない場合があります。その場合にはキャプチャーをして卒論に貼り付けるのが一般的なやり方です。キャプチャーをするときにはカーソルなどが重なってしまわないように注意して、図をそのままの姿で貼り付けられるようにしましょう。
書籍や新聞、雑誌などの図を引用する場合には、図が書かれているページをスキャナーや複合機で取り込みます。品質が損なわれないように注意して電子データとして取り込むのが大切です。もし改変したと考えられるほど原本との違いがあった場合には問題になるリスクがあります。
#引用した図の番号の振り方
卒論では図に通し番号を付けることが求められる場合がほとんどです。自分で作成した図と引用した図で番号の振り方を変える必要があるのかどうかはよく疑問になる点です。卒論では引用したかどうかにかかわらず、通し番号にするのが一般的になっています。自分で作成した図が図1、図2、図3という形で出てきた後、引用した図を掲載するときには図4とするのが基本です。図を入れるときのルールも出典部分以外は同じで、図のタイトルを下に明記することが必要になります。学校によっては文章中で必ず図について本文中で言及することが求められる場合もあります。ガイドラインを確認して本文中で正しく言及できるようにしましょう。一般的には説明文の後に(図4)と表記する、「この事実を示すデータとして○○によって示された図4のデータがある。」といった書き方をするのが一般的です。
#まとめ
卒論で図の引用をするときには出典を明確にして図の下に明記するのが一般的なルールです。図には一切手を加えずに、そのままの姿で卒論に貼り付けることが必要になります。出典を記載しなかったり、必要な情報が不足していたり、図が改変されていたりすると剽窃の問題が生じるので注意が必要です。学校によって図を引用したときの表示方法のフォーマットには違いがあるので、引用する際には必ず確認しましょう。
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