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卒論の計画書の書き方、これでバッチリ。

卒業論文、その計画書とは?

卒論の計画書の書き方、これでバッチリ。

■卒論の計画書を提出する意味
そもそも卒論(卒業論文)とは、「卒業研究の成果としての論文」です。よって、その研究の成果をどのように発表するか計画したものが、この「卒論の計画書」になります。

卒論には規定の書式が用意されている場合もありますが、こちらには特にそのようなものはないことが多く、どのような卒論を書くか、そのきちんとした計画として作成するものです。

この内容によって、その人がどのようなテーマをどういう形で研究し、その成果は何かといったことが分かります。よって、まずこれがしっかり書けていないと、再提出(どのような論文になるかまるで分からない、などの理由からのことが多いです)となってしまう場合もあります。そういったことにならないように、その正しい書き方をここで学んでいきましょう。

■どのような書式で書くもの?内容は?
卒論の計画書には、決まった書式というものはないことがほとんどです。しかし、それが逆に、どのように書いたらいいのか分からない原因にもなってしまっているのが実情です。

規定のフォーマットがある時にはそれに沿って書くだけですが、それがない(多くがこちらのケースだと思われます)場合は、以下の項目別に簡単な内容で構わないので、それぞれを明確に記載していきます。これはあくまで例になりますが、特定の書式が無ければ内容はともかく、この通りの項目で作成すれば問題ありません。

1. 研究のテーマ
これのついての研究の成果になる論文なので、はっきりとしたものでないといけません。スポーツについての論文になる場合でも、「○○の楽しみ方」のような自分が考えた理論や希望が主となってしまうものは相応しくありません。「○○に必要になる各種の能力」や「○○の観客動員を増加させる方法」などといった、客観性を含んだ上で最後に自分なりの研究のまとめで締めることができるテーマにすることが求められます。

2. 研究の概要
ざっとした論文の内容になります。上に挙げた「○○の観客動員を増加させる方法」であれば、「○○に現状より多くの人に興味をもってもらう為の色々な方法の模索、並びにそれぞれによって期待できる動員数とその理由」などとなります。

3. 研究の動機
これは、何の為にその研究を行う(それについての卒論を書く)のかという個人的な理由で構いません。その為、上のテーマや概要の場合、「自分が中学生の頃から続けている○○を今よりもっとメジャーなスポーツにしたいと考えており、それには多くの人に実際に見てもらうのが一番だと考えた為」のような内容がいいでしょう。

4. 期待される成果
その研究によって、どのような成果が得られるかを書きます。ここまでの流れの例では、「○○に興味をもつ人が増えることでメジャーなスポーツとなること、それによって代表チームがより活躍できる」などとなります。

この他に、研究に関して必要になると分かっている文献などがあれば、別項として記載しておくといいでしょう。「5. 引用予定文献」のように付け加えると分かりやすく、webサイトであればページのタイトルとアドレスを書いておきます。これらは、本番になる卒論でも記載が必要になります。

■作成の際に注意すること
卒論の計画書は、以上のような形式で書けば、内容がよく分からないという場合を除いて書き直しになるようなことはまずないでしょう。

注意点としては、プロット(要約)ではないのでそちらと勘違いしないことです。どのように卒論を書くかを記載し、このようなものを書きますと伝える為に提出するものなので、ここに卒論の内容自体を書く必要はありません。

これが認められないことには卒論に手を付けることができないので、挙げてきたような内容できちんとしたものを作成してください。受け取った側がそれを元にした卒論を是非読んでみたいと思えるようなものになれば一番です。
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