卒論の参考文献って何冊くらい?
卒業論文、参考文献は何冊必要?
卒論の参考文献って何冊くらい?
卒業論文の執筆に欠かせないのが資料となる参考文献です。参考資料のない論文は価値が認められるものではなく、卒論の執筆に際しては十分な量の参考文献を用意する必要があります。
参考論文が少なすぎると卒論としての価値が認められない可能性がありますが逆に多すぎるのも考えものです。卒論の参考文献は何冊くらいがふさわしいのでしょうか。
参考文献の平均はどのくらい?
卒論に用いられる参考文献の平均は何冊くらいなのでしょうか?
参考文献の何冊は学科や論文の内容によっても異なるためばらつきが多いのですが、各大学が行っている卒論に関するアンケート結果では40~50冊というのが平均的な数字です。全体的な傾向としては理系の卒論のほうが参考文献が多くなる傾向が見られますが、文系の卒論でも多くの参考文献を提示している卒論もあるため必ずしも理系と文系で明確な違いがあるわけではありません。
参考文献が100冊を超える卒論もあり
卒論での参考文献の冊数に関しては特に制限ありません。参考文献の数が100冊を超える卒論もありますが、100冊を超えるとかなり多いという印象を与えます。数が多い事自体には問題ありませんが参考文献の量が多いと内容に引用が多くなりがちになるので注意が必要です。
引用ばかりで独自の考察や研究が薄いとみなされると卒論として認められない可能性が出てしまいます。沢山の参考資料を使う場合は単に引用するだけではなく必要性を十分に見極めた上で自分の研究に活用することが重要です。
参考文献20冊以下はかなり少ない
卒論の参考文献が20冊以下だとかなり少ない印象を与えます。参考文献が少ないと十分な調査研究が実践していないのではと思われやすく、資料精査不十分であると指摘される可能性が高まります。むやみに参考資料を並べるのは問題ですがある程度の数を提示できるようそろえておくことも大切です。
30~50冊がひとつの目安
卒論の参考文献は30~50冊がひとつの目安です。30~50冊の文献を調査していれば資料精査の信頼性が担保され卒論としても十分に認められます。参考資料が多い場合は無理に減らす必要はありませんが30冊に満たない場合は増やす必要があります。
大学4年間の学びの集大成ということを考えれば30~50冊という数は決して多くありません。
引用したものだけが参考文献ではない
誤解している人が多いのですが卒論に内容を引用した文献だけが参考文献ではありません。卒論に影響を及ぼした文献はすべて参考文献に含まれます。
着想のきっかけを作ったものや研究のヒントをくれたものなど具体的な引用のないものであっても論文の内容に関わっているものは全て参考資料です。直接の引用がないからといって参考資料から除くべきではありません。後から類似点が指摘されると盗作ではないかと疑惑を持たれてしまう可能性があります。卒論の内容に少しでも関わりのある文献に関してはきちんと参考文献として示しておきましょう。
少しでも関わりのある文献を全て参考文献としてカウントしていけば30~50冊という基準はクリアできます。たった1行を参考にしただけでも参考文献には変わりありません。もれなく全て参考文献に数えてください。
参考文献の参考文献を参考にする
参考文献が少なく数を増やしたい場合は参考文献の参考文献を参考にしましょう。参考文献として利用した文献にも参考文献が記載されています。それらの文献は卒論の内容にも関わっている可能性が濃厚です。読んでみて卒論の内容に間接的に出会っても影響していることが確認できたら参考文献に加えてください。
卒論の参考文献は30~50冊程度が目安です。少なすぎれば論文の信頼性が低くなり、多すぎると独自性が薄くなりやすいので必要な文献を適切に用いることが大切です。
どれだけの参考文献を活用できるかによって卒論のクオリティが決まると言っても過言ではありません。参考文献の数だけでなく質にもこだわって素晴らしい卒論の完成をめざしてください。
論文一覧を見る
(自由にダウンロードできます)
論文一覧を見る
(自由にダウンロードできます)
他のお役立ち情報を読む